ポッドキャストの音量について調べると、ステレオなら-16 LUFS、モノラルなら-19 LUFSという目安が出てきます。
では、声日記はどちらで考えればいいのか。
一人で話す声日記や、スマホで録った短い音声なら、モノラルで十分なことが多いです。
もちろん、ステレオで録ってはいけないわけではありません。 環境音を広く入れたい、左右の空気感も残したい、という収録ならステレオが合うこともあります。
ただ、声を中心に届けるなら、モノラルのほうが扱いやすい場面は多いです。
声日記は声が真ん中にあれば聞きやすい
声日記で聞きたいのは、基本的には話している人の声です。
カフェの広がり、道の左右を通る車、部屋の反響。 そういう空気もおもしろいですが、聞く人にとって一番大事なのは、話の内容が聞き取りやすいことです。
モノラルにすると、声は左右の真ん中にまとまります。
片耳イヤホンで聞いている人にも届きやすい。 スマホのスピーカーでも崩れにくい。 小さな音で聞いていても、話の位置が迷子になりにくい。
声日記のように、日常の言葉をそのまま届ける音声では、この素直さがけっこう大事です。
モノラルは音質が低いという意味ではない
モノラルと聞くと、なんとなく古い、音が悪い、という印象を持つかもしれません。
でも、ポッドキャストの会話音声では、モノラルは十分に実用的です。
音楽のように左右の広がりを楽しむものなら、ステレオの意味は大きいです。 でも、一人で話す声を届けるだけなら、左右に分ける必要はあまりありません。
むしろ、モノラルにすることでファイルサイズを抑えやすくなります。 編集や書き出しの設定もシンプルになります。
大事なのは、ステレオかモノラルかより、声が聞き取りやすく整っているかどうかです。
モノラル配信なら-19 LUFS前後を目安にする
ラウドネスの目安として、ステレオ配信では-16 LUFS前後がよく使われます。
一方で、モノラル配信では-19 LUFS前後が目安として出てきます。
これは、ステレオとモノラルで同じように聞こえる音量感をそろえるための考え方です。 モノラル音声をステレオと同じ-16 LUFSにすると、環境や再生方法によっては少し強く感じることがあります。
声日記をモノラルで書き出すなら、まずは次の設定を目安にしておくと扱いやすいです。
- Integrated Loudness: -19 LUFS前後
- True Peak: -1から-2 dBTP以下
- 毎回の音量感: できるだけそろえる
数字は、厳密にぴったり合わせるためというより、聞く人が音量ボタンを触らずにすむようにする目安です。
ステレオで録った音をモノラルにしてもいい
スマホやレコーダーによっては、最初からステレオで録音されることもあります。
その場合でも、一人しゃべりなら、書き出し時にモノラルへまとめる選択肢があります。
ただし、左右の片方だけに声が寄っている音声や、片側に大きなノイズが入っている音声は、単純にモノラル化すると聞きにくくなることがあります。
その場合は、左右のバランスを確認してから書き出したほうが安心です。
声日記では広がりより、続けやすさと聞きやすさ
声日記は、きれいに作り込む音声というより、続けて残していく音声に近いと思います。
毎回ステレオ感を作り込むより、同じくらいの声の大きさで、無理なく聞けること。 スマホで聞いても、片耳イヤホンで聞いても、話がちゃんと届くこと。
そのほうが、声日記には合っている気がします。
一人しゃべりなら、まずはモノラル。 ラウドネスは-19 LUFS前後。 True Peakは-1から-2 dBTP以下。
これくらいを目安にしておけば、音声の設定で迷う時間を少し減らせます。
そして、そのぶん話すことや残すことに気持ちを向けられます。
関連リンク
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