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LISTENとSpotifyはどちらか一方? Podcast配信元と分析の仕組みを整理する

LISTENかSpotifyか。 実は、どちらか一方を選ぶ話ではありません。

Podcastを始めるとき、Spotify、stand.fm、LISTENのどこを配信元にするか。

先日、この3つを比較したnote記事を読みました。

2026年8月15日に公開された「Podcast編集裏日誌 #35 Spotify・stand.fm・LISTEN、配信元にするならどれ?私の偏見を添えて」という記事です。

読んでいて、LISTENについて少し補足しておきたいことがありました。

LISTENの雰囲気が好きかどうか。声日記を面白いと思うか。人との距離の近さを心地よいと感じるか。

そこは人それぞれです。

私自身LISTENを使っていますが、誰にでもすすめたいわけではありません。

ただ、「配信元」と「配信先」と「分析」の関係は、少し誤解されやすいかもしれないと感じました。

これからPodcastを始める人にも関係するところなので、その部分を整理してみます。

この記事でわかること

  • LISTENを配信元にしてもSpotifyへ配信できる
  • Spotifyを配信元にしなくてもSpotify for Creatorsを使える
  • LISTENはGoogle AnalyticsやSearch Consoleとも連携できる
  • 「数字を見るならSpotify」と単純には分けられない

LISTENが合う、合わないは人それぞれ

元記事では、Spotify、stand.fm、LISTENについて、それぞれの特徴が紹介されています。

LISTENについては、文字起こし、フォロワー、トップリスナー、スター、声日記、コミュニティなどが取り上げられています。

その距離の近さが、自分には合わないという感想も書かれています。

ここについて異論はありません。

交流が楽しい人もいれば、ちょっと疲れる人もいるでしょう。声日記も、好きな人もいれば興味がない人もいる。

そのあたりは、単純に相性の話だと思います。

私が気になったのは、その先にある「配信元の選び方」でした。

「広く配信するならSpotify」とは限らない

元記事では最後に、おおまかな選び方として、

  • ライブやリスナーとの交流を中心にしたいならstand.fm
  • 話した内容を文字や検索できる形で残したいならLISTEN
  • 編集した番組を広く配信し、数字で成長させたいならSpotify

という整理がされています。

このまとめを読むと、

「広く配信するならSpotifyを配信元にした方がいい」

と受け取る人もいるかもしれません。

ただ、ここは少し補足しておきたいところです。

LISTENを配信元にしても、Spotifyへ配信できます。

ここでいう「配信元」は、音声ファイルとRSSを管理する場所のことです。

RSSは、Podcastの番組情報やエピソードをSpotifyやApple Podcastsなどへ届ける仕組みです。

LISTENではRSSを発行できます。そのRSSを登録することで、SpotifyやApple Podcastsなどへ番組やエピソードを配信できます。

詳しい登録方法は、LISTEN公式の「Podcast配信サービスへの登録」でも案内されています。

つまり、

LISTENを使うことと、Spotifyで聴いてもらうことは両立します。

ここは「LISTENかSpotifyか」の二択ではありません。

Spotifyを配信元にしなくても、Spotifyの分析を使える

もうひとつ、誤解されやすいのがSpotify for Creatorsです。

Spotify for Creatorsは、Podcast配信者向けの管理ツールです。

Spotify以外のサービスでPodcastを配信していても、番組を登録して使えます。

LISTENを配信元にしている番組でも利用できます。

Spotifyでは、番組がどこで見つかり、どのくらい再生につながったかなど、Spotify上での動きを確認できます。

Spotify以外でホストしているPodcastの登録方法については、Spotify公式の「Spotify for CreatorsでPodcastを登録する方法」でも案内されています。

なので、

Spotifyの数字を見たいから、Spotifyを配信元にしなければならない

というわけではありません。

LISTENで配信する。

Spotifyにも届ける。

Spotifyでどう聴かれているかはSpotify for Creatorsで見る。

そんな使い方もできます。

「数字を見るならSpotify」とも限らない

Spotify for Creatorsの分析機能が充実していることは間違いありません。

ただ、

「数字を見ながら番組を成長させたいならSpotify」

とまで整理してしまうと、LISTENでできることが見えにくくなります。

LISTENにも分析機能があります。

どのくらい表示されたか。

どのエピソードが再生されたか。

どんな地域やデバイスから聴かれているか。

そういった情報を確認できます。

LISTENの分析機能については、公式ドキュメント「Podcastを分析する」にまとまっています。

さらにLISTENは、Google Analyticsとも連携できます。

Webサイトのアクセス解析で使われている、あのGoogle Analyticsです。

再生だけでなく、フォローやスター、コメントなどの操作も、Google Analyticsのイベントとして確認できます。

LISTENでは、この連携機能が2024年3月から提供されています。

詳しくはLISTEN NEWSの「Google AnalyticsとSearch Consoleの設定ができるようになりました」で紹介されています。

Google検索からどう見つけられたのかもわかる

LISTENはGoogle Search Consoleにも対応しています。

どんな言葉で検索した人にPodcastが表示されたのか。

検索結果から、どのエピソードへアクセスされたのか。

そういった検索パフォーマンスを確認できます。

LISTENではPodcastの内容が文字起こしとして公開されます。

その文字がGoogle検索に出て、そこからエピソードを知ってもらうこともあります。

Spotify for Creatorsとは、見ている範囲が違います。

Spotifyでは、Spotifyの中でどう見つかり、どう聴かれたかを見る。

LISTENでは、Podcastの再生や反応を見る。

さらにGoogle AnalyticsやSearch Consoleを使えば、WebやGoogle検索からの動きも見ることができます。

どちらの方が分析できる、というより、見ているものが違うと考えた方がわかりやすいと思います。

分析する場所もひとつでなくていい

Podcastでは、

配信する場所と、聴く場所と、数字を見る場所は、同じでなくていい。

ここが大事なところです。

LISTENを配信元にする。

Spotifyでも聴けるようにする。

Spotifyでの聴かれ方はSpotify for Creatorsで見る。

LISTENでの再生や反応はLISTENで見る。

Google検索からの流入はSearch Consoleで見る。

Web上での行動はGoogle Analyticsで見る。

必要な数字を、それぞれの場所で見ればいいわけです。

全部をひとつのサービスにまとめる必要はありません。

ここがPodcastの少しわかりにくいところであり、面白いところでもあります。

イベントについて、当事者としてひとつだけ補足

もうひとつだけ、LISTENについて補足しておきたいことがあります。

元記事ではLISTENについて、定期的にイベントが開催され、知らなかった番組と出会える機会がある、という説明があります。

イベントをきっかけに番組同士の交流が生まれる。

この部分は、その通りだと思います。

ただ、少なくとも「LISTENアドベントカレンダー2025」は、LISTEN運営が単独で開催したイベントではありません。

イベントページには、

主催者:ハタモト、jkondo

と表示されています。

ハタモトは私です。

LISTENでは、Premiumプランのユーザーがイベントを作成・運営でき、Podcast番組はプランを問わず参加できます。

つまり、「LISTENがイベントを開催している」という場合だけではありません。

LISTENの仕組みを使って、私たちユーザーが企画するイベントもあります。

この違いは、ちょっと伝えておきたいところでした。

LISTENかSpotifyか、ではない

SpotifyにはSpotifyの良さがあります。

Spotifyで番組がどう見つかり、どう聴かれているのかを見る分析は、とても充実しています。

LISTENにはLISTENの良さがあります。

文字起こしがある。

検索できる。

コメントやスターで反応を受け取れる。

Google AnalyticsやSearch Consoleを使えば、WebやGoogle検索からの動きも見ることができます。

もちろん、その距離感や文化が自分には合わないという人がいてもいい。

だから、どちらが優れているかを決めたいわけではありません。

ただ、

LISTENを選んでもSpotifyを活用できる。

Spotifyを配信元にしなくても、Spotifyの分析は使える。

詳しく分析できるのはSpotifyだけでもない。

ここは、これからPodcastを始める人にも知っておいてほしいところです。

誤解がひとつ減れば、それでいい

今回、元の記事を否定したくて書いたわけではありません。

LISTENが合わないという感想も、Spotifyを配信元として選ぶという判断も、その人自身のものです。

ただ、配信元を選ぶ前に、この仕組みは知っておいてほしいと思いました。

ホスティングする場所。

聴いてもらう場所。

数字を見る場所。

検索から見つけてもらう場所。

交流する場所。

Podcastでは、それぞれ別に選ぶことができます。

「SpotifyかLISTENか」という二択だけで考えなくてもいい。

その誤解がひとつ減れば、それでいいと思っています。

Spotifyも、LISTENも、ほかのサービスも、それぞれ良いところがあります。足の引っ張り合いではなく、みんなでPodcastを盛り上げていけたらいいなと思っています。

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